【本】
「世界の名探偵コレックション フィリップ・マーロウ」
著:レイモンド・チャンドラー
余りにも有名な、探偵フィリップ・マーロウ。
手に取ったことはあっても、ちゃんと読んだことがありませんでした。
淡々としたクールな文体。
昔の私には寂しく思え
最後まで読むことができなかったのです。
今回はどれも、100ページくらいの中編ということもあり、
味わいつつ読み切りました。
三本とも面白かったです。
・・・あらすじ 内容・・・
・「犬が好きだった男」
マーロウが人探しをする話です。
令嬢とともに、消えた犬。
そして、獣医やら、警察やら、病院やら、船やら、
場面も人も、めまぐるしく変わりつつ
物語は進みます。
・「碧い玉」
ある富豪夫人の翡翠をめぐる話です。
いきなり、マーロゥが依頼人を死なせてしまったり
痛めつけられて捨てられてたりと、
無敵のヒーローじゃないリアリティが好きでした。
アル中の富豪夫人
土の匂いのする「ばか」が口癖のインディアン
怪しい心霊学者
部分的に、病んだ印象も受けるのですが、
私には、1番面白かったです。
・「うぬぼれた殺人」
ジョン・ダルマス・・・フィリップマーロウの前身が登場します。
ハリウッドの映画監督が自殺に見せかけられて殺されます。
実は、少々、上の空で読んでいたため、
内容がうまく把握できていません。・゜・(ノ∀`)・゜・。
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