カーテンコールのピエロ
泣き出しそうになってる
幕引きが未だうまくいかない

嫌いじゃないよ　変わり者だって言われることも
はみ出した影を踏みつけられることも

馬鹿にされてる　分かってるよ
でも　君が笑ってくれる　それでいい

誰もが強く　誰もが弱く
誰もが堅く　誰もが脆く

危うい均衡　綱渡りの風
ぼくはどうにか正気を保っている

踊り足りない夢は
両足から靴を取り上げてしまう

1.2.3　次のステップ
うなされるように
ただようように

醜い裸足をさらけ出し
悪魔の素振りで祈るんだ

弱音に歪むぼくの頬を殴り
目覚めさせて　ぬるい朝焼けから

行く宛も　帰る巣も　もういらないよ
ここにいてもいいと　君が許して

ぼろぼろの幕が開く　ラスト・ステージ

生まれ変わるなら何がいいだろうと
君と他愛なく相談しながら

小さな四角形の中で
幸せをたどることで今は精一杯

辛いことは　もう忘れていいよ
涙でその目を曇らせないで

眠りの前に　君の笑顔を
焼きつけておきたいから

Stop　手をつなぎ　このままもう
残酷な夢を　終わらせよう

Down　灰色の壁を滑り
底に落ち　途方に暮れ　めぐり合った二人

So　君とぼく　必要なのは
ただ　それだけなんだ
 

言い訳がとめどなくあふれる唇
必死で可愛くて　ふさぎたくなるけれど

その前に教えてあげなきゃ
しちゃいけないことがあるって

愛されてるからって
罰をまぬがれるわけじゃない

「へぇ」
「そう」
「ふぅん」

状況証拠から自白はもう目前
悪あがきせず楽になればいい

噂話より　大切なことは
君の心の本当のありか

ふらついている暇は二度とない
君を捕まえ、きつく縛り

食べつくしてあげるよ
いけない気持ごと

海へ続くあの坂道は
ひねくれていた

背中と頬を刺す光
冷たい水を求めて

太陽は明るさより
激しさを伝えた

青く深く　癒して
信じる痛みに焼かれた肌

力　尽きて　沈んで
魚に染まる海底の月

消える刹那　泡となり
ぼくならば　人魚姫を選ぶのに
 

先日のぼくの星の灯り具合はいかがですか？
月明かりに負けてしまっていますか？
それとも捨ててしまいましたか？

気にしないでください
少し聞いてみただけ

流れ星は願いをかなえないそうですよ
有名な星占いよりも
確かな未来あなたにあげる

ねぇ

罪深さに溺れて幸せを知るあなたと
意味がない罰に浸るぼくは
どこまでも行けるって思いませんか？

思いませんか？