【本】
リア王 / シェークスピア
有名すぎる小説ですが
初めて読みましたd(>_< ;)
ため息がでるほど激しい物語でした。
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王様は引退して
三人の娘に生前贈与をすることにしました。
二人の娘はお世辞を言って領土をもらえましたが
末娘は口下手のため何ももらうことができませんでした。
その後、王様は二人の娘のもとに身をよせますが
なんだかんだで追い出されてしまいます。
二人の娘はそれぞれ公爵と結婚していて
片方は王様寄りですが、
もう一人の公爵は二人の娘と同じように王様を追いつめようとします。
さらに、伯爵の愛人の息子が登場し
自分の父と兄を裏切り、殺そうとしたり
二人の娘と同時に恋愛をしたりします。
末娘は王様を助けに来ますが
結局は牢で殺され、王様は狂い死にします。
最終的に、二人の娘は王様寄りの公爵に罪を責められ
片方がもう片方を殺し、片方は自殺します。
悪者は全員死ぬため、
悪が栄えて終わるような、
不条理な後味の悪さはありません。
ただ、王様も優しい末娘も死んでしまい
すべてが丸くは終わらない物語です。