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♪ 音楽と言葉を愛する、歌作り人、遠野ルカの「窓」へようこそ ♪
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明日は飲み会です。
しかも一応幹事ですε-(´・`) フー

幹事をして、いつも思うのは、向かないなぁと(涙)
おおざっぱなところがあるので、
細やかな気配りができなかったりするのです(ノд・。) 

そんなわけで、

自分の苦手なことが、できる人はまぶしいフラッシュ!!で、

幹事というお役目を、鮮やかにこなしたり、
楽しくできてしまう人を見ると、
もう、ただそれだけで尊敬です゚:*:・'゚☆
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「またかよ。」ユウヅキくんはつぶやいた。それから、イライラとリモコンの停止ボタンを押した。
「全く、白けるっつーの。」
ユウヅキくんが、なにに怒っているかと言うと、ホラー映画の主人公のつぶやいた台詞に対してである。

ー映画や小説とは違うんだ、こんなことありえない

ユウヅキくんは、この言い回しが大嫌いだ。
「だって、映画や小説じゃん」
と、つっこみたくなる。そのあと、自分が熱心に見ていたものが架空のものだと、はたと気づかされる。一気に白ける。せっかくその世界に楽しく入り込んでいたのに、トンと一押しされ現実に戻されたような気分。
空想と現実の世界の間の壁は薄くてもろい。
「ばっかじゃねーの。」
せっかく、両親そろっての旅行中、居間の一番大きいテレビが使えるめったにない夜なのに台無しだ。
ユウヅキくんはぷんぷん怒り出した。この台詞を登場人物に言わせた脚本家や作家に腹が立ってきたのだ。
ーこんな常套句を恥ずかしげもなくよく使える。ぞの時点でオリジナリティが欠如している。きっと、リアリティがでるとでも勘違いしているんだろうが、逆効果だ。下手な小細工だ。
ユウヅキくんはため息をつき、
ーこれを見たら勉強しようと思っていたのに、おかげで全然する気がしなくなった、どうしてくれるんだ。。
などなど、多少、八つ当たり気味なことも考える。
画面では足がどろどろに溶けた不気味なゾンビが、主人公の部屋に侵入してくるクライマックスシーンだ。
ユウヅキくんは続きを見るべきかどうか少し迷ったあと、再生ボタンを押した。
ゾンビは、ズズ、ズズ、と嫌な音をたてながら動き出した。主人公は青ざめ、ガタガタふるえていた。
その時、ユウヅキくんの背後で、カチャっと扉の開く音がした。

ん?

ユウヅキくんは気のせいだと思った。家には他に誰もいないのだ。
だが、次の瞬間、真後ろからズズズズと音が聞こえた。画面のゾンビは、主人公を食べようかどうか、ためつすがめつしていて、今は動きをとめているから、テレビの音ではない。
じゃぁ、一体全体この音は?
音はどんどん近づいてくる。ユウヅキくんは凍り付いたみたいに振り向けなかった。画面では、ゾンビが主人公をむさぼり食いはじめた。
ーありえない、こんなことはありえない。
とりあえず、ユウヅキくんは映画や小説じゃあるまいし、とは考えなかった。
ユウヅキくんの肩に、冷たい手がおかれる。空想と現実の壁は薄くてもろい。
 
金曜に落ち込み、土日で徐々に回復し、今日はだいぶ元気に。
さらに、お気に入りの喫茶店でブランチしたら、
気分はもっとUpUp ↑↑ ♪ (我ながら単純( 〃..))

110426-101859.jpg

このお店、パン屋さんのような風情で、入り口にパンが並べられていて、
奥が喫茶スペースというタイプです。
もちろんコーヒーだけの注文もできまして、
喫茶スペースは分煙もされているし、中々居心地がいいです。

今日は、新作らしきパンたちが、
色々あって目移りしてしまいました( ̄m ̄*

こちらを注文~。

110523-102030.jpg

たけのこのフォカッチャ(だっけ??)♪
ゴボウものっていて、
シャキシャキの野菜感が素敵。.:*:・'゚:*:・'゚☆

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生クリームにバナナという黄金の組み合わせ(ノ´▽`)ノ♪
生クリームが甘すぎなくて◎

パンってすぐにお腹いっぱいになっちゃうのが、悔しいところです。
特に美味しいパンだと、気持ち的には、もっと色々食べたい~、
でも、体的には、もう食べられない~
と、いう矛盾した状態によくなりますw
 
理由もないのに、何をしていても悲しい気分の夜でした。
無意味に、ひたすらに落ちまして。。|||(_ _。)シュン

じっとしていようと、飲みの誘いも断って、
家に逃げるように帰ってきました≡≡=(。ノェノ)

薄暗い部屋の中で、とめどなくメロディが浮かびまして、
ぼんやり口ずさんでいたら、ふと、おかしくなりました。
明るいメロディばかりが生まれるのです。
あぁ、まだまだ大丈夫だなと、ほっとしました。
閉じこめられていると気付いたのは、窓のせいだった。
それまで私は満ち足りて幸福だった。ママは優しかったし、部屋はあたたかだった。ほかに望むものがなかった。
だが、ある日、ママがでかけてしまった日のこと。家の中には私だけだった。私は、おもちゃのボールで遊んでいて、カーテンの下に転がしてしまった。拾いに行き、カーテンを持ち上げるようにして潜り込み、顔を上げた時。
余りにも青い空。
私は引き寄せられるように、外に出ようとして、ガラスにはばまれた。窓には、鍵がかけられていた。かたく。
私は身動きできなかった。世界は広かった。
「なにしてるのさ。」
しわがれた声に話しかけられ、私はガラス越の真っ黒な存在に気付く。
「あなた誰?」
「おいおい、まず自分から名乗れよ。」
変なことを言うなと思いながら、私は答える。
「ケイコ。」
「俺はカラスのガー。ケイコか、冴えない名前だな。」
私だってこの名前は余り好きじゃない。壁に貼り付けられた写真。アイスクリームを食べて笑う女の子とママの引き延ばされた写真。
「お姉さんと同じ名前なの。」
ガーは興味なさそうに、「ふぅん」と首をかしげた。
「ね、私、外に出たいんだけど。あなた出してくれない?」
ガーはバカにしたように、「できるわけないだろ。」と言った。
私はがっかりした。
「でも、チャンスはある。」ガーは意味深に言った。

真夜中、地面から話し声が聞こえることがある。1人はママ。もう1人は誰か知らない低い声。大概、声は夜の中で、曲線をゆったり描くようにして、いつも揺らいでいる。けれど、この曲線は、たまに、不穏に尖り出す。
「ケイコはもういないんだ!いい加減にしろ!」
低い声が怒っている。
「なにを言ってるの?ケイコは戻ってきたじゃない。あの子は、ケイコの生まれ変わりよ、どうしてわかってくれないの!」
「馬鹿!そんなことある訳ないだろう。」
ママが高い声を上げて泣きだす。低い声はそれっきり黙り込む。
私は、低い声の主に賛成だ。どうしたって私はお姉さんの代わりにはなれない。私は鏡の前で途方にくれる。
誰も誰かの代わりにはなれないのだ。そう、たとえ、どんなに願っても。

ガーはママがいない頃を見計らって遊びに来るようになった。
「どうして、ママがいないときばかりに来るの?」
と、聞くと、
「俺たちは嫌われ者だからね。」
と、当たり前のように言った。
「ねぇ、やっぱり、私、外に行きたい。」
ガーはくちばしで羽を整えながら、
「やめとけ、やめとけ。外は、お前が思うほどいいもんじゃない。」と言った。
「そんなの、分からないじゃない。」
「寝る場所も、食べるものもあって、なにが足りないんだよ?」
ガーに言われ、私は考える。色々と思い浮かぶことはあったけれど、言葉にすることは難しかった。
「どっちにせよ、鍵がかかってる。でられないさ。」
「チャンスがあるって言ったじゃない。」
ガーは気の進まない様子で「まぁねぇ。」と曖昧に答える。
「教えて、どうすればいいの?」

昼間は、眠い。特にママの作るご飯を食べた後は気持ちよくなって、なにもかもが溶けてしまいそうなほど、どうでもいい。気付けば深い深い眠りに落ちてしまっている。
ーそう、いつもなら。
でも、今日は違う。ご飯は食べず、見えないところに隠しておいた。そして、ベッドの上に寝そべり、いつものお昼寝のふりをしていた。
やがて、ドアの鍵が開く音がした。ママだった。ママは私が眠っていることを確かめるようにのぞきこむ。それからそっと、私の頭を撫でた。ママの手は、とても痩せている。
写真のママは、もっとふっくらしている。お姉さんと写っているママは、今の何倍も幸せそうだ。私はぎゅっと胸が痛くなる。
しばらくして、ママは立ち上がりカーテンをめくる。鍵をはずし窓を開ける。外からの新鮮な空気が部屋に流れ込む。

ガーの言うとおりだった。
「俺は、前にこの窓を女が開けるのを見たことがある。髪が長くて目がぎょろっとした女」
「ママよ。でも、おかしいわ、ここは私の部屋だけど、そんなの一度も見たことない。」
「おまえがいないときか、寝ているときだろうな。」
「いないときなんかないもの。お昼寝の時かな。」
「多分。」

私は起き上がり、全速力で走り、ママの足下をすり抜ける。窓のヒサシに足をかけ、自分でも驚くほど身軽に外に飛び出した。
「ケイコ!だめ!」ママが叫んだ。
「戻ってきて!」
私は振り返る。ママの泣きそうな顔を見て私も悲しくなる。ママは、私を追いかける方法を探すように、キョロキョロと辺りを見回したり、窓枠に触れたりする。でも、ママは私を追いかけて来られない。ママはあの窓から、こちら側には来られないのだ。
いつの間にか、ガーが近くの木の枝に止まっていた。
「本当にやったんだ。」ガーはからかうように言う。
「でも、いいのか。あの人、泣いてるぞ。」
私はうなずく。
「ママのためなの。私がいちゃ、だめなの。」
屋根の上には光がまんべんばく降り注いでいた。私には充分な広さだが、ママが追いかけて来るには、ここは狭くて、斜面が急すぎる。
私はもう一度ママを振り返る。ママはぐったりと窓にもたれかかっていた。私は改めてママのことを、どれだけ愛していたかに気付く。でも、だからこそ去らなければならない。
「ニャー」
私は最後の一声をママに向けて鳴く。
さよなら、ママ。
 
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