本を読みながら寝るのが好きです。

というよりは
本を読みながら眠くなることが好きです。

文字がグラグラと揺れ
物語の輪郭がぼやけ
強烈な睡魔に
夢の世界にひきずりこまれ

「もう、こんな時間だからそろそろ寝なきゃぁ」
と、理性で眠るよりもぐっすりと眠れる気がします。

でも、この睡魔のお誘いも毎晩ではありません。

寝不足だったり疲れていたりすると
確率は高いのですが
それでも、必ずしも行幸に巡り会えるとは限らないのです。

昨日など、ほんのり眠かったので
自分からこの睡魔を呼び出そうとしましたが失敗し

逆に目が冴えてきて
いつのまにか本を半分以上
読んでしまっていました。

ちなみに読んでいたのはこちら。
【本】

現代百物語　/　岩井志麻子

作者の体験や聞いた話を元にして書かれていて
エッセイ風な、ひやっとする話集。

一話が2ページ位の短いもので後をひきます。
それに徐々に怖く（面白く）なっていくので
余計眠れなくなったのかもしれません。