【本】
「最後の記憶」 / 綾辻 行人
主人公の母親が若年性アルツハイマーを
疑われる症状で入院することになります。
アルツハイマーの遺伝率が50%と知った
主人公は自分に遺伝しているのではないかと、
悶々と中盤位まで悩み続けます。
母親には幼い頃に強く焼き付けられた
謎の恐怖体験があり、
入院中、その片鱗を「バッタ」や、「雷」を極端に怖がることでのぞかせます。
他の記憶は失っても、その記憶だけは失わずに苦しみ続けます。
主人公が母親のルーツを探すことで、
最終的に恐怖の正体も分かり、謎もとけるのですが
後半の現実感のある話から、
不思議な話しへの切り替えに
私はうまくのれませんでした。
読み終わった瞬間、
「ん?」と動きが止まりました。
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