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♪ 音楽と言葉を愛する、歌作り人、遠野ルカの「窓」へようこそ ♪
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【本】
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有名な小説ですが、初めて読みました。
少々官能的・暴力的なシーンもある小説です。
表紙の文章からして、ちょっと(*・・*)ポッ・・・です。

原題の「Tango Key」はフロリダ州の島の名前です。
物価が高く、仕事をかけもちしなければ、住めない島。
それでも、住みたいと思わせる魅惑的な島。
島が生き物のように描かれているシーンはとてもなまめかしく、
表紙の文章より私には官能的に思われました。

あらすじとしては、島の有名な弁護士が首無し死体で発見され、
主人公の女性刑事「アリーン」が事件を解決する話です。
「イヴ」は、殺された弁護士の妻で、
色々な人間関係が複雑にからみあいます。
それも、この小説の読みどころです。

キャラクターについては
主人公の「アリーン」はよく泣くなぁという印象でした。
二章に一回は泣いていました。
人間味はあるのですが、
個人的にあまりひきつけられませんでした。

「イブ」は・・・なんといえばいいのか、
割と普通で、単純な女性像が描かれていて、
「イヴのすべて」というタイトルに
神秘的で深遠な悪女を妄想していた私には
物足りなく思われました。

やはり、この小説で一番魅力的なのは
原題の「Tango Key」・・・「島」そのものでした。
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