もうすぐ君が誰かのものになる
私だけの君じゃなくなる
そう わかってる
この想いは報われない痛み
「幸せになって」 心から願いながら
「忘れないで」と 同じくらい 思っていた
最後の夜
夏の風が遠く吹いていた
君の影が窓に揺らめいた
この向こう側の 数えきれない季節を
もう二度と一緒に 見られないんだね
ずっと続くと思っていた道が、今、途切れようとしている
君の心に、かすかにでもいい 私の足跡を残して
「懐かしいね」と 過ごした日々 たどりあえば
このまま君と いられるような気がしている
最後の夜
夏の風が 君を連れ去った
窓に揺らぐ影は 遠い夢
この向こう側に めぐりめぐる季節を
もう2人 分けあうことはないんだね
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